海の日 夏の催し

 

春が過ぎ、梅雨が終わると、暑い夏がやってきます。

毎年の事と言いながら、夏が来るたびに「夏ってこんなに暑かったっけ?」

それでも、暑い夏だからこそのお楽しみや感動が目白押しなのもまたこの季節ならでは。

海に山に、川に湖に。花火に祭りに縁日に。

夏こそ、昔から続いている伝統的催し物や和の世界を感じられるものが沢山あるのです。

 

江戸時代から続く本藍染の染色方法「灰汁発酵建て」によって、伝統、和の世界を感じる藍色に生まれ変わった「藍染製品たち」を藍染職人LITMUSにお力添えを頂き、今年も皆様へお届けします。

 

 

 

現在、藍染の世界は日本古来からの知恵を離れ、手間をかけずに大量生産を可能にするため、化学物質を採り入れ簡略化されています。

合成された藍や化学薬品を使えば手間もコストも減るからです。

その状況下で江戸時台から続く「灰汁発酵建て」は、現在1%未満になるほど激減していると言われています。

日本の伝承文化である〝 発酵 〟という微生物の力を借りて染める「本藍染」は、管理が難しく、大変に時間と労力のかかる染め物だからです。

 

 

 

藍液を仕込むための染料「すくも」を作るだけで100日を要します。「すくも」、「灰汁」、「石炭」、醗酵を促すために「日本酒」「小麦ふすま」を加えて醗酵に適した温度を保ちながら、2週間に渡り、朝から晩まで藍液の様子を日々見ながらこまめに混ぜ合わせることを繰り返して、ようやく染められる状態となります。

それだけではありません。 藍液の様子と呼応しながら一枚の製品を浸けては取り出して、空気媒染する作業を何ども繰り返します。職人の手による、惜しみない労力から美しく魅力的な青色に変化していきます。

 

 

 

手作業で染め上げられた「藍染製品たち」は、それぞれ表情が異なります。同じモノが存在しない、そんな魅力も「本藍染」だからです。 自分だけの一枚を探してみるのもまた一つの楽しみではないでしょうか。

 

 

今回の「藍染製品たち」は定番のTシャツだけでなく、スペシャルなラインナップ、カラーをご用意させて頂きました。

また、今年も夏の風物詩「かき氷」もご用意しております。

藍染の魅力をお届けさせて頂くとともに、楽しい時間を過ごして頂けますと幸いです。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

※オンラインストアでは7/13(土)11:00〜販売を予定しております。

神宮前店とは異なるラインナップで展開いたします。

 

litmus HP

 

※神宮前店からの通販は7/14(日)より承ります。

 

<日時>

2019年7月13日(土)カラ7月15日(月)マデ 11:00-20:00

<場所>

ハウスフィルメランジェ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-6-6秀和外苑レジデンス1階

<電話>

03-3447-1107