Organic Raffy Tenjiku

 

早くも梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

記録的な暖冬だった今年の冬、このままだと夏は一体どうなってしまうのでしょうか。。

 

現在の予想では、今年の夏の気温は全国的に暖かい空気に覆われやすく、

平年並みか高いとのこと。

 

今年の夏は蒸し暑く、体にこたえる厳しい暑さの日が多くなりそうです。

 

そんな暑い夏に欠かせないモノ、Teeシャツ。

 

 

今回のYomimonoはそんなTeeシャツのお話です。

 

フィルメランジェには定番と呼ばれるTeeシャツが2つあります。

1つは以前このYomimonoでご紹介したニューリンダ天竺。

 

もう1つが、これからご紹介するOrganic Raffy Tenjikuです。

 

 

 

Raffyとはゴルフ場で芝が茂っているところ『ラフ』から由来した言葉で、

ゴルフの聖地、セントアンドリュースの美しいラフを見て、

「美しいうねり(ムラ)のある糸を作りたい」と、大正紡績が開発した自然ムラ糸です。

 

フィルメランジェでは原料にオーガニックコットン糸の

製造工程でふるい落とされた良質な繊維を集めたものを50%と、

バージンオーガニックコットン50%を掛け合わせて

紡績(糸をつむぐこと)したオーガニックリサイクルコットンを使用しています。

 

 

 

 

柔らかでコシのあるわたを別注染色し、特別番手に紡績した

オリジナルのメランジェカラー糸を吊り編み機にかけ、

ヴィンテージの風合いたっぷりの天竺生地に編み上げたのが、

このOrganic Raffy Tenjikuです。

 

「染色」、「番手」、「吊り編み機」など聞きなれない言葉が出てきましたね。

Organic Raffy Tenjikuを語る上で欠かせないこの3つのキーワード、

先ずはそこからお話していきたいと思います。

 

まず初めに染色について。

お買い物をしていると「これは製品染めなので、色落ち、色移りにご注意下さい」

などと言われた記憶はないでしょうか。

 

そもそも染色には大きく分けて4つの種類があります。

種類というよりはどの工程で染めるかといった方が分かりやすいでしょうか。

 

1つはわたの段階で染色する『わた染め』

わたから糸へと加工したのちに染色する『糸染め』

編み立てられた生地を染色する『生地染め』

そして生地を縫製して製品になった段階で染色する『製品染め』です。

 

この中でOrganic Raffy Tenjikuは「わた染め」を使用しております。

※一部異なる染めを使用しているカラーもございます。

 

「わた染め」、その名の通り原綿の状態で染色をおこないます。

色の堅牢度が高く、染色の中でもランクが高い手法で、

2色以上の糸を撚り合わせた杢製品を作るときなどに多く採用される染色方法です。

 

また、異なる色に染め分けた綿を混合すると

霜降りのような色合いになるため、

デザイン性にも優れています。

 

糸を作る前段階で行われる梳毛(そもう)・前紡(ぜんぼう)工程の綿を「トップ」と呼び、

このタイミングで染色するために「トップ染め」とも呼ばれます。

 

Organic Raffy Tenjikuはこの「わた染め」の段階で色を特別別注し、染色しています。

 

そしてこの特別カラーで染色した『わた』を『糸』へと変える工程、

そこで次に出てくるのは2つ目のキーワード、「番手」です。

 

「ハイゲージ」「ローゲージ」、一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。

この「ゲージ」こそが「番手」です。

 

そもそも番手とは綿糸毛糸スフ糸のような短繊維

紡績して作った糸の太さを表す単位のことで、

番手数字大きいほど細い糸を表します。

 

通常Teeシャツは10~20番手が一般的で、

この番手数では比較的カジュアルなイメージのTeeシャツとなり、

30番手以上になると艶のあるキレイ目なTeeシャツとなります。

 

糸の番手は一般的に5の倍数で作られていることが多く、10番、15番などを多く使用しますが、

Organic Raffy Tenjikuは端番手といわれる特殊な別注番手を使用し紡績することで、

独特のムラ感とヴィンテージの風合いを再現し、他にはない独特の杢感を作り出しています。

 

これは「わた」から「糸」「生地」「縫製」に至るまで

一貫して自社で開発をおこなっているフィルメランジェだからこそ出来る『技』なのです。

 

そして特別な染色と番手によって作られた糸を生地にしていく工程で

出てくるのが最後のキーワード、「吊り編み機」です。

 

吊り編み機とは、昭和30年代半ば頃まで天竺素材や裏毛の生地生産に一般的に使われてきた機械です。

 

その最大の特徴は出来上がった生地の柔らかさ。

繰り返し洗濯しても柔らかな着心地が失われにくい吊り編み生地は、

スウェットやTeeシャツの生産において欠かせないものでした。

 

吊り編み機は1時間に1メートルほどしか編むことができず、

常に職人が調整をおこないながら稼働させなくてはなりません。

手間がかかる上にスピードも遅い吊り編み機は、

大量生産の時代に入ると次第に姿を消していきました。

 

そんな生産効率の悪い吊り編み機をなぜあえて使うのか。

それは糸に余計な力がほとんどかからず、ふっくらとした生地に仕上がるからです。

 

吊り編み機で編まれた生地の特徴は丸編み(筒状に編まれた生地)で、

生地自体の重みで編み下げていくため、

糸に余計なテンションを加えず空気を含みながら編み立てられます。

 

それにより生地にストレスがかかることなく、

柔らかで風合のある素晴らしい生地となるのです。

 

 

ここまで全然、写真がなく分かりづらい部分が多かったと思いますが…

フィルメランジェがお付き合いさせて頂いてる工場さんは非公開の部分が多く….

写真でお伝えしたいのですが、伝わりづらくて申し訳ございません…

 

 

そんな吊り編み機で編み上げられた贅沢な天竺生地、それがOrganic Raffy Tenjikuです。

しっかりとした厚みと柔らかさを兼ね備えた生地は、

フィルメランジェ商品にも多く使われています。

 

例えば

ポケットが少し下の位置に付いている『DIZZY』。

 

DIZZY / ディジー \9,500(+tax)

 

フィルメランジェのTeeシャツといえばコレ!

という方も多いはず。

 

シーズン毎にニューカラーもリリースしており、カラーバリエーションも豊富です。

そしてポケットなしの『DIZZ』や7分袖の『DAVY』。

 

DIZZ / ディズ \9,000(+tax)

 

DAVY / ダヴィー \1,0500(+tax)

 

程よい肉感で1枚でも重ね着でも着用でき、

汎用性が高くフィルメランジェスタッフでも愛用者の多い商品です。

 

洗濯を重ねるごとに風合いが増す生地は、

嫌なへたり方をせず、

ヴィンテージTeeシャツのように風合いある雰囲気となっていきます。

 

そしてレディース夏の定番セットアップの『LENE』や『LIBBY』なども

OGラフィー天竺を使用している商品です。

 

LENE / レーネ \8,000(+tax)

 

LIBBY / リビー \9,000(+tax)

 

楽チンだけど様になるセットアップは、この夏の必需品となること請け合いです。

いかがだったでしょうか。

たかがTeeシャツ、されどTeeシャツ。

 

原料から選定し作りあげたTeeシャツの着心地を是非、体感してみてください。

 

最後にフィルメランジェからお知らせがございます。

 

本日ご紹介したOGラフィー天竺を含めました一部商品に関して、

仕入価格の高騰や生産国における原材料・人件費の高騰に伴い、

誠に不本意ながら2020年7月1日販売分より上代改定をおこなわせて頂くこととなりました。

 

何卒 諸事情をご賢察の上、ご理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

 

最高の着心地と拘りの詰まったこのTeeシャツを着て、

この暑い夏を乗り切りましょう!!