年明けから早3ヶ月が経とうとしています。
東風が吹き、梅の香りが春を運んでくる季節となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
3月といえば卒業、別れの時期。
そして新たな生活へ準備期間でもあります。
新生活に備え、色々と準備を始められている方も多いのではないでしょうか。
生活用品を買い揃える中で、様々なモノを見ているとふっと湧いてくるもの。
気温も徐々に高くなりと同時に高まってくるもの、、、
そう、『物欲』です。
今年は暖かく、ライトアウターで過ごせるような日も多くありますね。
春モノの洋服が欲しい!そしてすぐに着たい!
今回ご紹介するのはそんな方にピッタリな2021年春夏の新素材。
織物の産地である静岡県・掛川で高密度の織物を得意とする工場に
フィルメランジェが別注したコットンとヘンプの
オリジナル布帛生地です。
ヘンプとはいわゆる「麻」で大麻とも呼ばれます。
日本ではネガティブなイメージのある植物なのではないでしょうか。
しかし、そのイメージはここ数十年のうちに作られたもので、
古来日本人はヘンプを大いに活用してきました。
現代でも注連縄(しめなわ)や鈴緒(すずお)、
相撲で横綱が身につける化粧まわしなど神事に関係する物事など、
日本神道と大麻は切っても切れない関係があります。
意外なところでは七味唐辛子(※黒い粒は麻の実)などにも使用されています。
現在日本で「麻」として流通しているのは、亜麻(リネン)、そして苧麻(ラミー)で、
ヘンプはあまり馴染がないかもしれませんが、リネン・ラミー同様、
繊維には光沢と通気性があり肌触りがよく、夏物の衣料品や寝具などに多く使われます。
ヘンプは繊維に微細な穴が無数にある多項構造を持つことから、
吸水性・速乾性、さらに調湿性に優れています。
また繊維に比べて丈夫で、湿るとさらに強度が増すのもヘンプの特徴です。
今回フィルメランジェが別注した布帛生地は、
経糸に世界三大綿であるスーピマコットンをはじめ、
世界各国から集めたブレンドオーガニックを使用。
緯糸には節の少ない細番手のヘンプ100%の糸を使用して、
限界まで打ち込みを強くして織り上げました。
織物は打ち込みが多ければ多いほど良い生地か?
と言うと、そうではないかもしれません。
しかし、打ち込みを増やすほどに「織り」の難しさは倍増していきます。
熟練の職人さんにミリ単位の微調整を重ね、
スペシャルな生地へ仕上げていただきました。
コットンとヘンプで肌離れの良いサラッとした質感の中に
滑り感も感じられる素晴らしい生地です。
洗いこむ程にパッカリングがあらわれ、経年変化を楽しめます。
今回メンズ・レディース共に3型ご用意させていただきました。
HAMILTON / ハミルトン ¥82,500 (tax in)
フーデットブラウジングコート。
ウエスト部分は内側につけたスピンドル紐を調整しブラウジングすることで異なる
シルエットをお楽しみいただけます。
紐は綿麻、フードストッパーには牛革を使用し、
粗野感を出すためにボタンにはナットボタンを採用しています。
春先にピッタリのライトアウターです。
HARRISON / ハリソン ¥46,200 (tax in)
比翼仕立てのノーカラーブルゾン。
米軍のBDUジャケットをベースにフィルメランジェ流のアレンジを加えました。
斜めに付けた大き目のフラップ付きパッチポケットがデザインの特徴です。
ポケットには深めのマチがつき収納力も抜群です。
ノーカラーなので野暮ったくなり過ぎず、コーディネートを上品に仕上げてくれます。
HAROLD / ハロルド ¥30,800 (tax in)
フロントボタンのレギュラーストレートパンツ。
US ARMYトラウザーをベースにデザインしたベーシックで綺麗なシルエットの1本です。
フロント比翼仕立てのノーカラーコート。
ゆったり目にバサッと羽織れるサイズ感で、後ろボタン、
深めのスリットがデザインの特徴です。
季節の変わり目に活躍できるシンプルなコートで、
キレイ目にもカジュアルにも合う万能型のデザインとなっています。
HAY / ヘイ ¥30,800(tax in)
春夏にピッタリのサラリとしたノースリーブワンピース。
Aラインでキレイなシルエット。
ハリ感のある生地なので、子供っぽくならず、上品に着用いただけます。
センタープレスのテーパード・パンツ。
ウエストフロント部分はすっきりと、
後ろギャザーのイージー仕様でラフに着用いただけます。
この春フィルメランジェがお勧めする
オリジナル生地を使用した布帛コレクション。
高温多湿な日本の夏。
少しでも軽快な素材を纏って快適にお過ごしください!