24AW WOOL ALL NEEDLES KNIT

瞬く間に過ぎていった7月8月、その延長戦のような9月。

いわゆる晩夏というやつですが、いまだに気温は30度を超えていて。

長袖・羽織り、目にも楽しい秋物はいつになったら着ることができるのでしょうか…。

そんな季節の愚痴もほどほどに、お店も少しずつ秋仕様に変わりつつあります。

ぜひ秋を感じ取りにいらしてください。

前回のウール天竺と繋がる形で、 今回は今季の新素材、ウールのニットソーについて。  

 

 

WARNE / ウォーン

 

 

WALT / ウォルト

 

 

WENDY / ウェンディ

 

 

WALT GL / ウォルト

 

カットソーでもなく、ニットでもなく、ニットソー。

これは私たちが得意とするアイテムのひとつでもあります。

本来はニットの編地を編む用途の[横編み機]といわれる機械で

型紙に応じた大きさにセット・無駄を少なく生地を編み、裁断し、縫製して仕上げるのでニットソー…

まあ大枠で言えば切って縫っているのでカットソーなのですが、

ニットのような目面の素材を縫製で仕上げることで、

デザイン・仕様が自在に操れるという良いとこ取りの製品を作ることが出来ます。

 

 

千葉は外房の、海が綺麗な町に編みの工場はあります。

一軒家の1階にまるでアンティークの編み機が並ぶ光景は圧巻の一言。

もちろん今でも私たちのために稼働してもらっています。

今回のニットソーの編み地はもちろん、過去には鹿の子、ボーダー、

いろいろなものをお願いしてきた工場です。

今回のニットソーではウールの弾力性を活かすためにとろりと甘い、

総針(ゴム編み)を採用、もちろんここに至るまでに何度も試験を重ねています。

全体が横方向に伸縮するけど縦方向にはダレづらい、

"リラックス"ウエアを考えたときに究極に近い編地ではないかと思っています。

 

 

糸自体が不規則に扁平気味のため、本来は規則正しく目が揃う総針にすると、

全体的に編み目がワラワラと揺れる模様が楽しく、

従来使用している丸編み機では再現し難い製品に出来たと思っています。

すでに店頭/EC上でも多くの方にお選びいただいているこのアイテム、

品数も少なくなってきているので、ご興味ある方はお早めにどうぞ。

薄手のニット(ソー)は着る期間も長く取れて、万能です!