歳の暮れを迎え、街を行き交う人々の足どりにも
あわただしさが感じられるようになってまいりましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この時期になると師走の忙しさとは反し、少しぼーっと?したような雰囲気がなんとも言えず
一年でこの時期だけに感じられる独特の空気感がなんだか心地よかったりもします。
2020年は『新型コロナウイルス』により、新しい生活様式などが生まれて
日本中にいや、世界中に多大なる影響を与えた年でありました。
人々が様々な変化を求められた2020年でしたが
変わること、変わらないこと、どちらもバランスが大事ですね。
そんな2020年の最後にフィルメランジェからは
1世紀に渡り変わらない確かなモノ作りを続けている
Parabootとの協業製品をリリース致します。
2019年の協業製品に続き、2回目となりますので
Parabootの歴史、ブランドに関しては前回のyomimonoでご覧頂ければと思います。
今回の協業製品はMEN’SとLADY’Sで違うモデルをご用意しています。
まずはLADY’S…
この愛くるしいコロンとしたフォルムが特徴の
Parabootの2020年新作コレクション《NANO》をベースに
アッパー、カラー、ウェルトなどをフィルメランジェらしく味付けさせてもらいました。
一見すると別注感の少ない一足ですが『神は細部に宿る』の言葉通り、
細かな味付けで秋冬はもちろん年間通して着用できる一足に仕上げました。
このモデルはイギリス靴の古いデザインにみられるサイドゴアスリッポンですが、
全体的にゆったりとしたフォルムは安心感のある履き心地を約束します。
また、コロンとしたフォルムとは裏腹にカッティング(縫い目)の少ない
ソリッドなデザインなのでスタイルを選ばない万能なモデルとも言えます。
過度な締め付けなどはなく、革靴本来の良さである包み込まれるような
履き心地は一見の価値ありです。
次にMEN’S…
デッキシューズのような風貌のParabootの2020年新作コレクション
《CHIMEY》をベースにアッパー、カラー、ウェルト、ソール、レース等々…
細かな味付けに対応してくれたParabootの寛大さに感謝の言葉しかありません。
デッキシューズと言うと、春夏のイメージが強いですが
木型や素材使い、ソールの選定によりオールシーズン着用頂けて、全天候型シューズに仕上げました。
一般的なデッキシューズに比べて端正な木型の《CHIMEY》ですが、
実はParabootで不動の人気を誇る《AVIGNON》の木型と同様のものを採用しています。
トゥは丸過ぎず、尖り過ぎずでジャケットスタイルからカジュアルな装いまで
マッチする守備範囲の広い木型です。
木型でドレスの匂いを漂わせつつ、アッパーはカジュアルという良い意味での
ミスマッチ感のある一足に仕上がりました。
昨今ではサスティナブル、SDGsなどのワードが飛び交う世の中ですが、
どうしても使い捨てに近くなってしまうスニーカーより
大切に着用すれば一生物でもあるParabootをフィルメランジェはオススメします。
今年の秋冬はParaboot×FilMelangeを相棒にお過ごしください!
12/26(土) 10:00~発売開始
※LADY’Sモデル《NANO》は発売中となります。