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壺切り茶の催し

「新茶」、「新米」、「新そば」

「新〜」という響きは、老若男女が魅力を感じる魔法の言葉。

5月の八十八夜には、宇治の"真"の新茶を皆様に楽しんで頂きましたが、宇治には、新茶にも勝るとも劣らない「壺切り茶」たるお茶が存在します。

 

春に摘まれた、新茶を茶壺に入れ、「カド」を蒸発させるために封印します。封印された壺は、山にある室や寺社の床下等、涼しい場所で10月まで眠らされ、熟成されていきます。

 

煎茶は渋みも楽しむお茶ですが、玉露や抹茶は甘みだけを楽しむお茶。

壺で熟成された「カド」のとれた玉露や抹茶は初摘みの時期にも増して旨味のみを楽しむお茶になるのです。

 

時間を経て最高の味となった壺入りのお茶は、10月に行われる

 

「口切りの儀」

 

にて、いよいよお披露目されます。

お披露目された「壺切り茶」は、献茶祭にて平安神宮に献上します。

 

献茶祭の始まりは、明治期。

幕末から明治にかけて幕藩体制の崩壊に伴い、大名家にお茶を収めることが出来なくなった茶道家の一人、藪内家の藪内竹翠紹智(ちくすいじょうち)十代家元が秘事だった献茶の公開を苦境からの打破として行ったのが所以。

 

元来、茶人にとって「口切り」は1年の始まりとされ、最も神聖な行事とされてきましたが、現在では多くのお茶元が寺社に献上するものとして親しまれています。

 

10月の十三夜、ハウス フィルメランジェでは宇治のお茶元、利招園茶舗に御足労頂き、東京ではなかなか巡り合うことの出来ない、手摘みの玉露で熟成された「壺切り茶」を皆様に楽しんで頂く機会を作ることが出来ました。

 

期間中は、2種類の壺切り茶も販売させて頂きます。

また、商品をご購入頂いたお客様にはお土産として、利招園とフィルメランジェの特別仕様な飲み切り「壺切り茶」もご用意しております。

 

お月見とは十五夜だけでは縁起が悪いとされています。

日本古来の節句とされる、10月の十三夜と合わせてみるのが、本来のしきたり。

そんな、日本における大切な「十三夜」の日に、至極の玉露を堪能してみるのも"粋"ですね。

 

また、期間中より今シーズンの「水沢ダウン」をお披露目させて頂きます。

ご予約もお受けさせて頂きますので、こちらも合わせて楽しみにお待ち下さいませ。

 

〈期日〉2015年10月24日(土)、25日(日)

〈時間〉11時から20時マデ

〈場所〉ハウス フィルメランジェ

 渋谷区神宮前2-6-6 秀和外苑レジデンス1階

〈電話〉03-6447-1107

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